アメリカ株式市場が好調ですが、みなさんの資産の成長具合はいかがでしょうか?
わたしは積立している投資信託のほとんどが全米・全世界の株式ですので日に日にボリュームが増してきています。
集中投資して上げ相場がつづくとリターンがとにかく濃厚になるのでうまみ満点ですよね。
落ちてもすぐに這いのぼってくる力強さに惚れてしまって日々アメリカ株に投資していますが、最近は、この右肩あがりはいつまでつづくのだろうと不安をおぼえるようにもなってきました。
世界への影響力の大きさを考えればアメリカ株への集中投資は最適解であると思いますが、ちょっとでもリスク分散したいと視点から、資産すくなめ40代の今後の戦略を考えてみました。
少しでもリターンがあれば複利の力がはたらきますよ
40代で資産も複利を活かせる時間も少ないから、いろいろと考えちゃいます
全米・全世界ファンドのリターンは?
わたしが保有している4つのファンドと、参考までに日経平均インデックスのリターンを比較してみました。
11月10日時点の情報です。
ファンド名 | リターン(年率)6か月 | リターン(年率)1年 | リターン(年率)3年 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 35.85 | 49.15 | 21.83 |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 36.30 | 48.04 | 21.58 |
楽天・全世界インデックス・ファンド | 25.27 | 42.53 | 17.51 |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 27.68 | 43.30 | 18.46 |
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | 3.14 | 23.43 | 11.93 |
全米ファンドはリターンが高いですね。
全世界ファンドのパフォーマンスがわるいわけではありませんが、比較すると見落とりしてしまいます。
全米を積立増額して、すくない資産を効率的に最大化していく作戦は継続です。
40代は人生の残り時間が20代にくらべると圧倒的にすくないので、最大化と最適化は心の安定につながるんです、じぶんの場合はですが。
リスク分散するために全世界も積立継続しますが、じつは全世界のアメリカ比率は楽天が58.8%、eMAXIS Slimが61.8%なのです。
6割がアメリカなんですね。
4割は他の国と地域ですから分散の意味はありますが、でもほとんどアメリカです。
株式偏重型のポートフォリオ!?としては、ちょっとだけリスク分散しつつパフォーマンスが最大化・最適化されていると思います。
このパフォーマンスをなるべく落とさずに、さらにリスク分散するにはどうしたらいいかを考えました。
日米でこんなにリターンがちがうんだから、日本人のお金がボタンポチでどんどん外国に投資されていくのは必然ですね
このリターンがつづけば複利の力は最大限に活かされますね
40代でちょっと出遅れたけど気づけてよかったです
インド株式ファンドのリターンは?
アメリカのように成熟と成長の熱気がある株式市場ってどこだろうと考えたとき、まっさきに中国・台湾・インドが思い浮かびました。
中国は言わずもがなですね。
アメリカに匹敵する経済大国です。
台湾の成熟はこれからでしょうけど確実に成長しています。
行ったことありませんがスマホの画面越しでも熱気をむんむん感じます。
ただ、政情や人口推移をみると不安要素があって投資対象としては積極的に手をだしにくいです。
中国は恒大集団をふくめてリスク超満載ですし、台湾は急成長してるけど人口がすくないうえに増加率が低い。
インドはあまりに謎すぎる(あくまで主観です)。
知識がないと偏った見方になるからこわいなぁ
そこで、ふだん調べる機会がないので各国インデックスでパフォーマンスが高いファンドを見てみました。
参考までに楽天・全米株式インデックスと最近なにかと話題のレバナスと比較してみましょう。
ファンド名 | リターン(年率)6か月 | リターン(年率)1年 | リターン(年率)3年 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 35.85 | 49.15 | 21.83 |
iFreeレバレッジNASDAQ100 | 101.57 | 75.02 | 61.72 |
日興AM中国A株ファンド | 1.11 | 13.66 | 21.89 |
グローイング台湾株式ファンド | 22.13 | 44.86 | 22.88 |
新生・UTIインドファンド | 66.74 | 69.64 | 26.44 |
アメリカ市場はナスダックの好調さがハッキリわかります。
全米インデックスはレバレッジかけなくてもすごいリターンです。
中国は目下の不動産問題でしょうか。
台湾はIT、ICT関連ですね。
そしてインド。
数字だけ見るとインドものすごいですね。
もちろんレバレッジなしです。
気になるので新生・UTIインドファンドを見ていきましょう。
「新生・UTIインドファンド」ってどんな感じ?
新生・UTIインドファンド (10月29日時点)を楽天証券で確認しました。
インド株式インデックスは複数ありますが、パフォーマンスが高くて純資産にボリュームがあって増加傾向にあるファンドは新生・UTIインドファンドだけでした。
詳しくはつぎのとおりです。
純資産は前年比で+76.17%、増加傾向です。
為替ヘッジなし、楽天証券だと買付手数料無料です。
運用方針は、
モーリシャス籍の円建て外国投資法人「Shinsei UTI India Fund (Mauritius) Limited」のClass A投資証券への投資を通じて成長性の高いインド株式に投資し、一部は「新生ショートターム・マザーファンド」への投資を通じて、国内の短期公社債および短期金融商品に投資する
とあります。
運用資産構成は株式96.4%、キャッシュ等その他3.6%です。
組入業種は、銀行金融サービス24.8%、情報技術サービス15.1%、消費財14.0%、消費サービス8.7%、医薬品8.3%です。
全米インデックスとちがって、銀行金融サービスが強いです。
消費系のボリュームが多いのも特徴です。
人口の多さが理由でしょうか。
金八先生ふうに言うと、人の口と書いて「人口」です。
人は生きるために食べて生活しますから、人口の多さはそれだけでも大きなアドバンテージですね。
中国14億人に次いで、現在13億9340万人のようで今後も増えると予想されています。
近日中にインドは人口数が世界1位になると言われています。
2023年には世界1位になるみたいです
若者が多いからこれからどんどん成長するね
若い人は複利の力が最大化されますね
インド株式の今後
インド株式はバブルの様相を呈しているとも言われているようです。
個人投資家の市場参入がふえて小型株が大幅上昇。
代表的なインデックス指数が史上最高値を更新しているという流れです。
最高値更新はアメリカといっしょですね。
バブルっぽい雰囲気も似ています。
ただ、アメリカと決定的にちがうのは、米中対立による経済的な影響がすくない点かなと思います。
インドは中国との国境線でときどき紛争していますが、地政学的には良いポジションにありますし、人口増加による経済規模拡大は確実視されています。
問題はアメリカ企業のように世界に通用するイノベーションをつぎつぎと生みだせるかどうかでしょうか。
GAFAM企業でいうと、グーグルCEOのスンダル・ピチャイ、マイクロソフトCEOのサティア・ナデラはインド人です。
有名なところだと、アドビCEOのシャンタヌ・ナラヤン、IBMのCEOシャンタヌ・ナラヤンもインド人です。
すでに巨大化したアメリカIT企業のトップの座をゆずりうけて利益を伸ばすだけでもすごい才能ですよね。
アメリカの会社のトップですからインドの人は英語も数学も優秀なんですね
格差があるみたいだからなんとも言えないけど
教育がしっかりしてるのはまちがいないね
今後、インドの人たちがゼロからなにかを生みだせるかどうかですが、そもそも、ゼロを発見したのはインドの数学者といわれています。
紀元前の古代ではゼロは記号として存在するだけでしたが、7世紀にインド人が数学的な計算できる値として定義したのがゼロのはじまりです。
ずっと記号として「空っぽ」を表現してきたけど、1とか2と同じ数字として「0」を使えることをインド人が発見したわけですね。
アメリカのGAFAMに取ってかわる企業があらわれたりしたらインドの躍進はまちがいありませんが、ゼロを発見したインド人ですので、すごいことをやってくれそうな気持ちになります。
まとめ
最近まで知らなったのですが、電子マネーのPayPay(ペイペイ)はインドのPayth(ペイティーエム)の技術をもとにして作られたサービスなんです。
インドはスマートフォンを使ったサービス開発に強みがあるんですね。
アメリカと中国のかげに隠れてしまいがちですが、インドってかなり成長を期待できる国なのかもしれません。
管理費用が1%を超えていて少々お高いですが、知らない国を勉強して見識を深める意味からも、あき丸はちょっとずつ積立をはじめました。
今後インドについて記事にしていければと思います。