インドの人口が中国をぬいて世界1位になりました。
そうなるとインドの今後がますます気になりますよね。
じぶんはオルカンを保有している安心感から最近ノーチェックでした。
インドが気になるけどノーチェックぎみだった皆さん、ちょっと確認しませんか?
確認するのは信託報酬率の低さで人気の投資信託「eMAXIS Slim」シリーズ。
新興国版をいっしょに見ていきましょう!
🔗インドの人口に関する記事もありますのでよろしければご覧ください
MSCIエマージング・マーケット・インデックスとは
eMAXIS Slim 新興国株式は「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」をベンチマークします。
MSCIは『モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル』の略称で、MSCIが算出するのが「エマージング・マーケット・インデックス」です。
「エマージング・マーケット・インデックス」は新興国株式の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均して指数化したものです。
2023年7月時点で、エマージング・マーケット・インデックスはエマージング・マーケット(新興諸国市場)24カ国の大型株と中型株にあたる1,379銘柄で構成されています。
構成比率は中国28.76%・台湾16.6%・インド14.3%・韓国12.35%・ブラジル4.88%と上位5カ国で76.89%を占めます。
セクター比率は金融24.97%・情報技術21.94%・一般消費財13.1%・通信サービス11.56%・生活必需品6.19%
かつては中国の比率が30%を超える勢いでしたが、台湾やインドの比率が高まってきていたり、現時点では金融セクターの組入が多くなっているのが特徴です。
eMAXIS Slim新興国株式の構成銘柄を1年前と比較
それではeMAXIS Slimの中身を見ていきましょう。
内容はすべて三菱UFJ国際投信のサイトから引用しています。
とことんコストを追求する投資信託、eMAXISSlim(イーマクシス・スリム)
まっさきに気になる信託報酬率は0.1859%です。
以前は0.1870%でしたが、2023年5月11日から0.0011%引き下げられて0.1859%になりました。
ちなみにですが、eMAXIS Slimシリーズの株式型とバランス型は同日にすべて信託報酬率が引き下げられています。
ありがたいですよね。
基準価額と純資産総額の推移は次のとおりです。
そして騰落率。
純資産額は増加傾向にあるので注目度の高さがわかりますよね。
組入業種は銀行が15.1%と突出しています。
中国から1行とインドから2行がランクインしています。
次に組入銘柄です。
上位10銘柄の比率は22.7%
組入上位に入るインド銘柄は4社で、比率を合計すると4.0%です。
組入上位4銘柄の特徴は次のとおりです。
■「RELIANCE INDUSTRIES LTG」は石油化学を中心に石油・ガス開発、小売、インフラ、バイオテクノロジーなどの事業を手がけるインド最大の複合企業。
■「ICICI BANK LTD」はインドの市中銀行として2番目の規模。投資情報サービスの提供や仲介業、生命・損害保険業も取扱っています。
■「HOUSING DEVELOPMENT FINANCE」は住宅ローンを主な事業にする非銀行系金融企業。
■「INFOSYS LTD」はインド最大手の「Tata Consultancy Services」に次ぐ世界的に有名なIT企業。
こちらは2022年7月の月次レポートにある構成銘柄です。
上位4銘柄以外が大きく入れ替わっています。
2022年7月時点で組入上位に入るインド銘柄は「RELIANCE INDUSTRIES LTG」「INFOSYS LTD]の2社のみでしたが、2023年6月時点では4社に増えています。
国別構成比率は2022年7月は13.2%、2023年6月は14.1%です。
インドが存在感を増し始めているといっても良いかもしれませんね。
🔗組入銘柄に関する記事もありますのでよろしければご覧ください
まとめ
着々と銘柄の入替が進んでいるように思えますが、このまま少しずつ確実に組入銘柄の入替が進むのか、それともある日を境にして爆発的にインドが躍進するのか、歴史の節目に立ち会うようでわくわくします。
アメリカ経済がいろいろ言われるようになってきていますから、インドを含む新興国株式をちょっとでも保有していると、今後のわくわく感が倍増することまちがいなしですね。
というわけで、微増するインドと台湾【eMAXIS Slim 新興国株式インデックス】構成銘柄の1年間の変化を確認、でした。