ハイテク産業があってあたりまえな世のなかに完全移行していますから半導体市場からは目が離せませんよね。
当ブログにて先日紹介しました「グローバルX半導体ETF」が運用開始から数か月たちました。
そこで、あらためて「グローバル半導体ETF」について見ていきたいと思います。
先日の記事はこちらからどうぞ。
2243 グローバルX半導体ETFの基準価額と純資産額
GX半導体ETFは「フィラデルフィア半導体株指数」(円換算)をベンチマークします。
次の表は2023年7月21日時点の基準価額や純資産額です。
基準価額 | 122,890円 | 経費率 | 0.4125% |
純資産額 | 15.36億円 | 騰落率 | 1カ月 -0.69% 3カ月 25.04% 設定来 22.89% |
設定日 | 2023年4月 | 配当 利回り | ----- |
設定来からの基準価額と純資産額の推移は次の通りです。
20.59億円あった純資産額が5月24日に10.45億円まで激減したのちに少しずつ盛り返しています。
2243 グローバルX半導体ETFの構成銘柄
構成銘柄は次の通りです。
1 | INVESCO PHLX SEMICONDUCTOR | 19.06% |
(エヌビディア) | (8.72%) | |
(ブロードコム) | (8.26%) | |
(テキサス・インスツルメンツ) | (7.89%) | |
(インテル) | (7.64%) | |
(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ) | (6.99%) | |
(NXPセミコンダクターズ) | (4.44%) | |
(クアルコム) | (4.09%) | |
(マーベル・テクノロジー) | (4.04%) | |
(アナログ・デバイセズ) | (4.02%) | |
(マイクロチップ・テクノロジー) | (3.97%) | |
2 | エヌビディア | 6.60% |
3 | ブロードコム | 6.54% |
4 | テキサス・インスツルメンツ | 6.22% |
5 | インテル | 6.07% |
6 | アドバンスド・マイクロ・デバイセズ | 5.76% |
7 | NXPセミコンダクターズ | 3.41% |
8 | アプライド・マテリアルズ | 3.31% |
9 | KLA | 3.30% |
10 | アナログ・デバイセズ | 3.26% |
構成銘柄のトップにETFの「SOXQ」(INVESCO PHLX SEMICONDUCTOR)が組入れられています。
SOXQの組入銘柄はカッコでくくりました。
重複する銘柄をまとめると次の通りです。
エヌビディア | 15.32% |
ブロードコム | 14.80% |
テキサス・インスツルメンツ | 14.11% |
インテル | 13.71% |
アドバンスド・マイクロ・デバイセズ | 12.75% |
NXPセミコンダクターズ | 7.85% |
アナログ・デバイセズ | 7.28% |
クアルコム | 4.09% |
マーベル・テクノロジー | 4.04% |
マイクロチップ・テクノロジー | 3.97% |
アプライド・マテリアルズ | 3.31% |
KLA | 3.30% |
GX半導体ETFは組入銘柄を時価総額加重によって比率を決定しています。
上位5銘柄は上限8%、それ以外は上限4%です。
半導体ETFのSOXQを組入れることで上位銘柄の比率をより高めているのがわかります。
エヌビディアをはじめとする10%超の上位5銘柄を合計すると70.69%
7割以上です。
すごいですよね。
そうとう尖がっています。
SOXQの上位5銘柄もGX半導体ETFと同じですが、合計比率は39.5%
GX半導体ETFはまちがいなく「半導体超特化型ETF」です。
まとめ
アメリカの主要な半導体関連銘柄に全振りしている「2243 グローバル半導体ETF」ですが、経費率が0.41255%と若干高めです。
長期保有にはあまり適していないかもしれませんが、とはいえ、2024年や2025年の半導体産業は設備投資が過去最大規模になる可能性が高いとも言われています。
一服感のある半導体市場ですが、今後さらなる発展が見込めるのは確実ですので、長期ではなく中期で仕込んでおくにはちょうど良い時期かもしれませんね。
というわけで、半導体超特化型に変貌【2243 グローバルX半導体ETF】の構成銘柄、でした。