これから投資を始めるときってわからないことだらけですが楽しいですよね。
家や車ほどではないですが金額が大きな買物なので選ぶのに真剣ですし。
あれこれ調べて購入してからこっちのほうが良かったのでは?と後悔するのも全力。
一生懸命に全力で遠回りした道のりが資産を増やすための勉強になっているはずです。
というわけで、これから投資を始める方に、あれこれ調べる検討材料の一つとしてお役に立ててもらえると嬉しいです。
増やすなら投資信託、守るなら銀行預金
投資4年目の私もあれこれ調べて悩んで買ってを繰り返して今に至りますが、一つ言えるのは、
投資信託で増やし、銀行預金で守る
この一文に尽きます。
投資信託はETFでもOK。
その辺はお好みです。
投資信託と銀行預金の比率はその人の状況や考え方によって大きく変わるでしょうから一概には決められませんが、私の場合は半年分の生活費が銀行預金、残りは海外株式の投資信託です。
つまり大半が株式投信で、銀行預金は少なめ。
理由はインフレと円安です。
今この瞬間も日本円がじわりじわり目減りする状況ですから、手元に置く生活資金を少なめにして、とうめんは資産をなるべくドル建てで保有します。
おこづかいみたいに毎月分配金が入る分配型の投資信託もあって惹かれますが、惑わされずに複利効果が得られる再投資型を選んでいます。
信託報酬が低いeMAXIS Slimシリーズがおすすめです
海外投信は日本円で買ってもドル建て保有になりますよ
投資信託は「株式」がおすすめ
投資信託は全世界に分散投資できて高いリターンも期待できる全世界株式がおすすめです。
個別銘柄の株式のほうがより大きなリターンを狙えますが、その銘柄が暴落したときのリスクが高すぎるので分散投資できる株式投信にしています。
債券は低いとはいえリスクがありながらリターンも低いので検討見送り。
株式や債券やREITに分散投資するバランス型もありますが、債券と同じ理由で検討見送り。
元本割れリスクを中途半端に抱えながら低リターンの債券やバランス型に投資するのなら銀行預金で100%安心を得たほうがメンタル的にも良いはず!という考えです。
株価が大暴落しても長期投資なら気になっても気にする必要なし
と、ここまで綴ってきましたが、資産の大半が株式投信だと株価が大暴落したとき悲劇に見舞われます。
なにか対策があるかというと、なにもありません。
成す術なしです。
ですので、私のような資産配分はあまり現実的ではないのかもしれません。
ただ、株価の大暴落はそう頻繁に起こるものではありません。
過去の大暴落は2008年のリーマンショックや記憶に新しいコロナショックですが、最大級のリーマンショックのときはS&P500は50%超の大幅下落、回復に5年以上を要しました。
5年間です。
株式投信1,000万円を保有する人は500万円まで目減りした状況から回復まで5年続くわけです。
逆にいうと、5年間を耐えるリスク許容度があれば大半を株式投信に資産配分できます。
つまり、10年20年の長期投資が目的の人は株価大暴落を過剰に警戒する必要がないわけです。
株価は上がり基調で下げを挟むので、今までのところ必ず復活してきました。
惜しくも復活できないパターンは世界戦争や隕石衝突によって人類滅亡に近い状況におちいったときです。
滅亡さえしなければなんとかなるので、株価が暴落したときに買い増しできるくらいのお金の余裕と心の余裕を保っていたいですね。
まとめ
株価の暴落を恐れるのは大切ですが、株価は必ず暴落するものだと覚悟を決めて、暴落してもうろたえずに安くなった株価でたくさん再投資できるようになりたいですよね。
やがてリタイアして投資の最終章に入ると今度は株価の暴落をすごく警戒しないといけませんし、これからは投資なしで生きていくのがむずかしい時代に入るでしょうから、人生のそのときどき、さまざまな状況にあった柔軟な投資術を身につけられるようにしていきましょう!