投資

Googleの親会社「Alphabet」とは?Class A・Class Cの違いを解説

Googleの株を調べても見つからない。

Googleで「Google 株」と検索すると、出てくるのは Alphabet。

ちょっとややこしいのですが、Google検索は正解で「Google = Alphabet」です。

というわけで、Alphabetとは何者であるかを見ていきましょう。

投資初心者向け内容になっています!

会社名であるAlphabetは、人類最大の発明である言語の象徴としての「Alphabet」(アルファベット)と、賭けるという意味の「bet」をもじっているようです。

そのAlphabetですが、持株会社として2015年に設立

事業再編されてGoogleはAlphabetの子会社になります。

当時のGoogleはYouTubeを含め200もの事業がありました。

それらの事業の独自性を保ちつつ、全体を包括的に管理するために持株会社となるAlphabetが設立されたわけです。

企業名が異なるのでちょっと混乱しますよね。

日本にあてはめると、有名なファーストリテイリングが類似しているかも。

ファーストリテイリングはUNIQLO(ユニクロ)やGU(ジーユー)の持株会社。

ファーストリテイリング株の購入がUNIQLOやGUへの投資につながります。

Googleも同じで、Alphabet株の購入がGoogleへの投資につながります。

親会社と子会社の関係は他にもあります。
三菱商事の子会社はローソン。
ダスキンの子会社はミスタードーナツ。
子会社化した経緯がGoogleやユニクロとは異なりますが、親会社と子会社の関係です。

Alphabet株は2種類あります。

「Class A」「Class C」です。

厳密には「Class B」もあるのですが、非上場のため購入できません。

Class BはGoogle創業者がすべて保有、議決権はClass AやClass Cの10倍となっています。

ですので、実際に購入できるのAlphabet株は2種類。

その2種類「Class A」「Class C」の違いを見ていきましょう。

Class A

・ティッカー(略称)は「GOOGL」

・議決権あり

・1株=1議決権

Class C

・ティッカーは「GOOG」

・議決権なし

・社員へのストックオプションとして活用

大きな違いは議決権の有無のみ。

「Class C」は社員への報酬制度として活用されています。

Google側の都合から2種類あるだけのようですので、「Class A」も「Class C」も、ほとんど同じと見て大丈夫そうです。

ストックオプションは会社が事前に定めた価格で自社株を購入できる報酬制度です。
株価が変動しても事前に定めた価格で購入できるのが特徴です。
かりに事前に定めた株価が1,000円であったとします。
その後1,200円に値上りしても1,000円で購入できるので利益が得られます。
会社が成長して株価が上昇すればするほどそのぶん報酬も増えていく仕組みです。

議決権を獲得したいのでしたら「Class A」で決まり。

議決権なしでかまわないのでしたら「Class C」

購入時は「Class A」と「Class C」の株価の低いほうを選べば良さそうです。

ちなみに、2023年12月15日時点のそれぞれの終値は、

・「Class A」GOOGL 132.6ドル

・「Class C」GOOG 133.84ドル

このところ不安定な為替しだいですが、1ドル142円とすると必要最低資金は、

・「Class A」GOOGL 18,829円

・「Class C」GOOG 19,005円

2種類とも2万円未満で1株購入できる水準です。

アップルは197.57ドル、テスラは253.5ドル、メタは334.92ドル、マイクロソフトは370.73ドル、エヌビディアにいたっては488.9ドルと高めですので、Alphabetは比較的購入しやすい価格帯です。

「Class A」「Class C」とも同じ会社なのに株価に若干の違いがあるのは自社株買いによる影響です。

自社株買いは「Class C」が対象でしたが、2021年に「Class A」「Class C」それぞれの株価から考慮するとアナウンスがありました。

それ以降の株価はほとんど同じになっていると言われています。

海外株式は為替も購入価格に影響するので為替相場の変動も確認しましょう。
たとえば、「Class A」の株価132.6ドルが1ドル値下がりして131.6ドルになったとき、為替が円安で1ドル142円→145円になっていると、必要資金は19,082円と割高になります。

Alphabetの株は投資信託でも購入可能です。

人気の高いeMAXIS Slimシリーズで構成比率を見ていきましょう。

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)

Class A2.4%
Class C1.5%
合計3.9%
2023年11月eMAXIS slim 米国株式(S&P500)

その他の組入上位10銘柄は、マイクロソフト7.2%、アップル7.2%、アマゾン3.4%、エヌビディア3.1%、メタ1.9%、テスラ1.7%、バークシャー・ハサウェイ1.7%、ユナイテッド・ヘルス1.3%です。

eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)

Class A1.5%
Class C0.8%
合計2.3%
2023年11月eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)

その他の組入上位10銘柄は、アップル4.5%、マイクロソフト4.0%、アマゾン2.0%、エヌビディア1.8%、メタ1.1%、テスラ1.0%、ユナイテッド・ヘルス0.7%、イーライリリー・アンド・カンパニー0.7%です。

eMAXIS slim 全世界株式(除く日本)

Class A1.6%
Class C0.8~0.9%???
合計2.4~2.7%???
eMAXIS slim 全世界株式(除く日本)

その他の組入上位5銘柄は、アップル4.7%、マイクロソフト4.2%、アマゾン2.1%、エヌビディア1.9%です。

上位5銘柄以外は確認できませんでしたが、eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)より「Class A」が0.1%高いので「Class C」も0.8%以上であると推定できます。

eMAXIS slim 先進国株式インデックス

Class A1.8%
Class C0.9%
合計2.7%
2023年11月eMAXIS slim 先進国株式インデックス

その他の組入上位10銘柄は、アップル5.3%、マイクロソフト4.8%、アマゾン2.4%、エヌビディア2.1%、メタ1.3%、テスラ1.2%、ユナイテッド・ヘルス0.9%、イーライリリー・アンド・カンパニー0.9%です。

投資信託でAlphabetになるべく多く投資したいのでしたら、3.9%の構成比率になるeMAXIS slim 米国株式(S&P500)が最適です。

とはいっても、投資信託の種類によって構成比率に大きな開きがあるわけではありませんので、投資スタンスを考慮しながら好みで選ぶのが良さそうです。

全世界株式で世界中に投資とか。

アメリカ一辺倒のリスクを回避ししつつ、高いリターンを狙って先進国投資とか。

GoogleをはじめとするアメリカIT企業。

その成長がこれからも続いていくすたがを確認しながら、投資を通してその恩恵を享受していきましょう!

新NISAをうまく活用して未来に投資していきましょう!

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  • この記事を書いた人

あきまる

会社員のパパです。 趣味は投資と料理とゲームと書き物。 基本インドアですが秋冬春はジョギング、 夏は海でシュノーケリングを楽しんでます。

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