
「AIって毎日よく聞くけど、投資ってできるの?」
そういう疑問、ありませんか?
じつは今、AI関連の企業に投資できる「テーマ型投資信託」が注目を集めています。
でも「投資信託ってむずかしそう……」「どれを選べばいいの?」と感じることもありますよね。
そこで、わかりやすく始められる「AI関連のおすすめ投資信託3選」をご紹介します。
この記事では、
🤖AI投資ってそもそも何??
🤖初心者が気をつけるポイントは??
🤖3つの人気ファンドのおすすめポイントは??
といった内容をもりこんでいます。
あなたにぴったりのAI投資の入口を見つけてもらえるとさいわいです。
というわけで、さっそくみていきましょう!
おすすめ投資信託3選とその特徴
今回おすすめする投資信託はこちらの3つ。
| ファンド名 | 純資産額 (円) | 管理手数料 (税込) | リターン率 (1年/3年/5年) | 特徴 ポイント |
|---|---|---|---|---|
| eMAXIS Neo AIテクノロジー(三菱UFJ) | 約102.75億 | 約0.792% | +61.57% - - | AI企業に集中投資。テーマ型で短期成長狙いも。つみたてNISA対応。 |
| eMAXIS Neo フィンテック | 約32.74億 | 約0.792% | +56.18% +34.43% +17.66% | AI×金融に特化。フィンテック分野の成長に乗れる。 |
| 三井住友DS イノベーション・インデックス・AI | 約248.83億 | 約0.8195% | +45.50% +43.94% - | 大型株中心で安定感あり。長期保有向き。 |
すべてのファンドに共通するのは次の3つのポイントです。
✅NISAつみたて投資枠対応・ノーロード
NISAつみたて投資枠対応・購入手数料ゼロなので小額投資・長期積立に向いています。
✅値動きが大きいこともある
AI関連企業は成長が早い分、株価の上下が激しいことも。短期で売買するより、中長期でじっくり保有するのに向いています。
✅為替の影響を受ける
海外の企業に投資しているから、円高になると価値が下がることも(為替ヘッジなし)
🔴いずれも、管理手数料が0.792%~0.8195%とAI関連ファンドのなかでは低めなので、小額投資・長期積立向きです。ちがいがあるのはリターン率。
🔴eMAXIS Neoシリーズはリターン率と同じくらいボラティリティも高く、短期での上下の値動きが大きいのが特徴。ボラティリティ(1年)は、三井純友DSイノベーション・インデックス・AIが27.65にたいして、Neo AIテクノロジーは34.5、Neoフィンテックは32.8です。
🎮これをゲーム武器にたとえると:
eMAXIS Neoシリーズは、高い攻撃力とクリティカル率に優れる「クリティカル特化の両刃剣」かも。
というわけで、3つのファンドの特徴をくわしくみていきましょう!
eMAXIS Neo AIテクノロジー(三菱UFJ)
AI(人工知能)を活用している企業に投資するファンドで、「これから伸びる!」と期待されている分野に集中投資しています。
たとえば、AIで仕事を自動化したり、画像や音声を認識する技術を持つ企業が対象です。
「AIの“頭脳”に集中投資できる、最も尖ったテーマ型ファンド」です。
購入可能なWEB証券は、楽天証券、SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券 など。
🏢 主な構成銘柄(2025年時点)
| 銘柄 | 内容 | 国 | 業種 | 構成比率 |
| NVIDIA | AI用の高性能チップを作ってる | アメリカ | 半導体 | 2.9% |
| Palantir Technologies | 大量のデータを分析するAI | アメリカ | ソフトウェア | 2.8% |
| UiPath | 仕事を自動化するAI | アメリカ | ソフトウェア | 2.6% |
| C3.ai | 企業向けAIプラットフォーム | アメリカ | ソフトウェア | 2.5% |
| Alphabet(Google) | 検索や画像認識など | アメリカ | メディア・娯楽 | 2.7% |
アメリカを中心に世界中のAI関連企業に分散投資。
UiPathは仕事を自動化するAI、C3.aiは企業向けAIプラットフォームを開発しています。
中小型株もふくまれているので成長余地のある企業の多さが特徴です。
🌟 おすすめポイント
✅AIの“頭脳”に集中投資できる
他のファンドは「AIを使う企業」にも広く投資していますが、eMAXIS Neo AIテクノロジー(三菱UFJ)は「AIそのものを作る企業」に集中投資。
S&P Kensho AI Enablers Indexに連動していて、AIの基盤技術(GPU、アルゴリズム、データ処理)を支える企業に特化しています。
「AIの進化そのものに投資したい!」という考えにぴったりのファンドです。
⚠️ 注意点と対策
✅尖ったテーマ型のため値動きが大きいことも
AIの基盤技術に特化していて構成銘柄は中小型の成長企業中心なので、短期で大きく上下する可能性があります。
C3.aiやUiPathなどは業績やニュースで株価が急変しやすいので注意が必要です。
ですので、小額積立で時間分散しながら長期視点で保有するのがベスト。一括投資ではなく「つみたて投資枠」で少しずつ買うのがおすすめです。
eMAXIS Neo フィンテック
「フィンテック」は、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた新しいサービスのことです。
このファンドは、そんなフィンテック企業に分散投資することで、未来の金融の進化に乗っかることができます。
「AI×金融の未来に乗れる、最も実生活に近いテーマ型ファンド」です。
購入可能なWEB証券は、楽天証券、SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券 など。
🏢 主な構成銘柄(2025年時点)
| 銘柄 | 国 | 業種 | 構成比 |
| IREN Ltd | オーストラリア | ソフトウェア | 5.7% |
| Jumia Technologies | ドイツ | EC・流通 | 4.6% |
| Bitfarms Ltd | カナダ | 暗号資産 | 4.0% |
| Cypher Mining | アメリカ | 暗号資産 | 3.9% |
| Riot Platforms | アメリカ | 暗号資産 | 2.4% |
アメリカ・カナダ・ヨーロッパなど、グローバルに分散投資。
暗号資産マイニング関連企業・新興企業や中小型株が多いので、成長余地が大きい反面、ボラティリティも高めなのが特徴です。
🌟 おすすめポイント
✅フィンテックに特化
「金融×テクノロジー」に特化していて、AIによる決済・融資・資産管理の変革に注目しています。
Bitfarms、Jumia、Cypher Miningなど、ブロックチェーンやAI決済、暗号資産関連の企業が多いのが特徴です。
AIが私たちの生活をどのように変えていくのか?という「実用性のあるフィンテック分野に投資したい!」という考えにぴったりのファンドです。
⚠️ 注意点と対策
✅構成銘柄の流動的で業績の不安定さがネック
他のAIファンドはGoogleやMicrosoftなどの安定企業をふくみますが、こちらはBitfarmsやJumiaなどの値動きの大きな企業が多いのが特徴です。
フィンテック分野は新興企業が多く業績が安定していなかったり、ブロックチェーンや暗号資産関連もふくまれているため、規制や市場環境の影響をうけやすい傾向があります。
そのため、保有比率を少し抑えめにしたり、他の安定型ファンドと組みあわせると安心です。
構成銘柄を定期的にチェックするのもおすすめです。
三井住友DS イノベーション・インデックス・AI
こちらは、STOXXグローバルAIインデックスに連動して、AI関連企業の株式に投資するインデックス型ファンドです。
AIの進化に乗りながら、分散投資でリスクを抑えたい人にぴったり!
「世界のAI企業に広く分散投資できる、最も安定感のあるインデックス型ファンド」です。
※STOXXグローバルAIインデックスって何?……4つのAI関連事業 「クラウド」「AI応用・活用」「ビッグデータ」「半導体・チップ」 の事業で収益の50%以上を得ている企業が対象になるヨーロッパの指数会社「STOXX社」が開発したAI関連企業の株価指数です。
購入可能なWEB証券は、楽天証券、SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券 など。
🏢 主な構成銘柄(2025年時点)
| 銘柄 | 国 | 業種 | 構成比 |
| NVIDIA | アメリカ | 半導体 | 8.0% |
| Microsoft | アメリカ | ソフトウェア | 8.0% |
| Meta Platforms | アメリカ | メディア・娯楽 | 7.7% |
| Broadcom | アメリカ | 半導体 | 7.1% |
| Intel | アメリカ | 半導体 | 6.0% |
| Palantir Technologies | アメリカ | ソフトウェア | 4.8% |
| SAP ADR | ドイツ | ソフトウェア | 4.5% |
| AMD | アメリカ | 半導体 | 4.5% |
| MicroStrategy | アメリカ | ソフトウェア | 4.4% |
| Alphabet(Google) | アメリカ | メディア・娯楽 | 4.4% |
AI関連事業でもとくに収益比率が高い、半導体企業(NVIDIA、Intel、AMD)やクラウド・ソフトウェア企業(Microsoft、Palantir)が多く含まれています。
メガテック企業+AI特化企業のバランス型で構成されていて、安定性と成長性の両方を狙えるのが特徴です。
🌟 おすすめポイント
✅AI関連企業を広くカバー
STOXXグローバルAIインデックスに連動して、米国・欧州・アジアのAI関連企業を広くカバーしているのが特徴です。
eMAXIS Neoシリーズはテーマ集中型ですが、こちらはMicrosoft、Meta、Broadcom、SAP、AlphabetなどAIを活用する大企業が中心で分散性と安定性を重視した設計です。
「AIに投資したいけどリスクは抑えたい!」という考えにぴったりのファンドです。
✅純資産額の大きさ
純資産額が少し大きめの約248.74億円あるので運用に安定感があります。
⚠️ 注意点と対策
✅AI関連以外もふくまれるためテーマ純度はやや低め
eMAXIS Neoシリーズは「AIそのもの」に集中投資していますが、こちらは「AIを活用する企業」もふくんだ広めの安定設計。
インデックス型で分散性はとても高いですが、構成銘柄にはAIを直接開発していないSAPやBroadcomなどの企業もふくまれているためテーマ純度はやや低くなります。
ですので、「AIにもうすこし投資したい!」という人は、eMAXIS Neoシリーズを選んだり組みあわせたりすることでテーマ性を強めることもできます。
まとめ
「AI」はこれからの社会を大きく変えていく技術。
そういう未来にちょっぴり投資してみるのってワクワクしますよね。
ご紹介した3つの投資信託はそれぞれに特徴があって、リターンとリスクの大きさが少し異なりますが、いちばんだいじなのは、じぶんの投資スタイルやリスク許容度にあうファンドをチョイスすること。
少額からでもぜんぜんOKなファンドばかりですので、AI技術の未来に投資しながら、じぶんらしい資産づくりをはじめてみませんか?
というわけで、AI・人工知能に投資するなら?初心者におすすめの投資信託3選と選び方、でした!


