「Threads」(スレッズ)で話題になっているメタ・プラットフォームズ。
気づいたら9カ月連続続伸していました。
しかも株価は年初来から2.5倍です。
このところパッとしなかったからじぶんはマークを外しぎみでした。
買い増ししておけばよかった~~と後悔しても後の祭りですよね。
メタ株価が広告収入増とコスト大幅圧縮で年初来2.5倍に
ボラティリティが高いイメージのハイテク銘柄ですが、メタは9カ月連続して安定した上昇です。
こちらはBloombergからの引用です。
美しい上昇線ですよね。
すべての株価・指数がこんな右肩あがりならと思える理想的な株価推移です。
直近の決算によると、第2四半期の売上が11%増の320億ドル。
純利益は16.5%増の77.9億ドル。
広告収入は12%増で、グーグルの3%増と比べると絶好調。
市場予想を上回る好決算で、昨秋から実施した大幅な人員削減によるコスト圧縮策が効いてきているようです。
メタ復調の一因はインスタグラム「リールズ」の動画機能?
メタのサービスは「Facebook」「Messenger」「WhatsApp」など有名です。
なかでも「Insatgram」で利用されるショート投稿動画「リールズ」が絶好調で、年換算収入は100億ドル。
2022年夏の10億ドル、2023年秋の30億ドルから一気に急拡大して、ライバルのTikTokに迫る勢いのようです。
そのリールズですが、Instagramのストーリーズとのちがいや特徴はつぎのとおりです。
リールズ | ストーリーズ |
---|---|
24時間たっても投稿が消えない | 24時間たつと投稿が消える |
誰が閲覧したかわからない | 誰が閲覧したかわかる |
フォロワー以外が見るチャンスあり | フォロワーが見ることが多い |
縦長の動画 | 縦長の動画と画像 |
最長60秒の分割なし | 最長60秒の分割あり |
パッと見でも広告としての機能であればリールズが圧倒的に優れているのがよくわかります。
再生回数が一気に跳ねあがって収益が急拡大したのもうなずけますね。
メタの快進撃はこれからもつづきそうな予感がします。
ハイテク銘柄好調でNASDAQ100も5カ月連続続伸
2023年7月にリバランスされたNASDAQ100ですが、上位銘柄の構成比率が減少しても指数としては絶好調です。
こちらはBloombergからの引用です。
UBSグローバル・ウェルス・マネジメントの米州最高投資責任者(CIO)、ソリタ・マルチェリ氏は「グローバル・テクノロジー企業の増益率は今年下期に一層ポジティブになり、来年は10%台前半の伸びになる可能性がある」としながらも、「年初来の力強いパフォーマンスとグローバル・テック銘柄の高いバリュエーションを考えれば、テック銘柄のボラティリティーは短期的に高止まりが続く」との見通しを示した。
メタ、過去最長9カ月続伸-テック好調でナスダック100も5カ月連続高 - Bloomberg
半導体関連がまさに息切れしている状況ですが、高止まりは年初来から好調がつづくハイテク銘柄全般にあてはまるようです。
2024年に10%台前半の伸びになるという予想もありますから、半導体関連を含め、個別銘柄は小幅に下げたタイミングを逃さずに今年中に仕込んでおいたほうが良いのかもしれませんね。
まとめ
連日なにかと話題になるTwitterですが、まだ動きだしたばかりのThreadsが本格的に広告事業にとりくみはじめたら、Twitterの広告収入を吸収して成長していくのでは?という見方もあるようです。
2025年までに80億ドルの広告収入を得られるとの予想もあります。
Twitterの2021年の広告収入が50億ドルですので、かなりの規模ですよね。
魅力的な機能を備えるTwitterの牙城を崩すのはそう容易ではないでしょうけど、あたらしいThreadsがInstagramのように改善を重ねていけば、いずれ超える日が訪れるかもしれませんね。
というわけで、【メタ・プラットフォームズ】が9カ月連続続伸で年初来から株価2.5倍以上に!復調の鍵はショート投稿動画「リールズ」 でした。