比較するのがおこがましいほどにビーチ・ボーイズもそうとうに良いんですが、すこしくたびれた感じのブライアン・ウィルソンの渋さがたまらなく沁みるんですよね。
そんなブライアン・ウィルソンの渋い作品群から、はじめてビーチ・ボーイズ(ブライアン・ウィルソン)を聴く方に向けた、夏の夜にしっとり聴きたいおすすめ楽曲をご紹介します。
ブライアン・ウィルソンやビーチ・ボーイズをご存じない若い方もいらっしゃるかもしれませんが、うさんくさい大人にだまされたと思ってぜひ視聴してみてください(※だますつもりはまったくありませんが。。。)
選曲はあくまで個人的な嗜好ですので、何卒ご了承くださいませ。
それではさっそく。
【ブライアン・ウィルソン】おすすめ楽曲5選
最初はおすすめの5曲を紹介しようと思いましたが、かなり悩みました。
だいたいぜんぶ好きだから、なかなか厳選できないのです。。。
ですので「夏の夜に聴きたくなる」というテーマで絞り込み。
というわけで、おすすめは次の5つの楽曲です!
どのアルバムに収録されているか。
どんな感じの曲か。
それぞれに Amazon Music のリンクも貼って紹介していきますね。
melt away
「melt away」はいろんなアルバムに収録されています。
まずは『BRIAN WILSON』3曲目。
『BRIAN WILSON』は1988年に発表されたブライアン初のソロ・アルバムです。
出典:Amazon
次に『"I JUST WASN'T MADE FOR THESE TIMES"』10曲目。
『"I JUST WASN'T MADE FOR THESE TIMES"』は1995年に発表された2ndアルバムです。
出典:Amazon
「melt away」は抒情性と感傷性がほどよく混じり合っている感じの曲調です。
曲のタイトルのように、溶けていくようなまったり感がじぶんがたまらなく好きです。
いかがでしょう?
ブライアンが歌うブライアンの曲ですが、ブライアンほどの歌手でも歳を重ねると声質がすこし変わるので、これまでとちがった味わいを楽しめてすごく得した気分になれますよね。
caroline, no
『"I JUST WASN'T MADE FOR THESE TIMES"』3曲目に収録されています。
出典:Amazon
「caroline, no」はビーチボーイズの名盤中の名盤『PET SOUNDS』からのセルフカヴァーです。
『PET SOUNDS』の「caroline, no」からは脆く美しい切なさを痛いくらい強く感じますが、ソロ版のこちらは、諦念のような哀しさがほろ苦く全体にしみこんでいて心地いいんです。
最後のフルートがノスタルジーな雰囲気をさりげなく盛りあげるのも味があって良いですよね。
Whatever Happened
『NO PIER PRESSURE』3曲目に収録されています。
出典:Amazon
ビーチボーイズのメンバー、アル・ジャーディンとデヴィッド・マークスがフィーチャーされた曲です。
とにかくコーラスが切なくも美しいです。
ブライアン(主人公)がモノローグを歌うあとにくるコーラス。
歌詞がまた良くて、時の隙間に迷いこみ戸惑うブライアン(主人公)の切なさが沁みるんです。
ちょっと長いですが引用を。
As the time goes by
And I wonder why
When I know the day is through
The summer wine
My favorite time
The night that I met you
Somewhere in between
These things I've seen
I have somehow lost my way
(中略)
(Chorus)
Whatever happened to my favorite places
Nothing's whre it used to be
Whatever happened
What's gonna happen to me
Sail Away (B. Wilson, J. Peterik, L. Millas and J. Thomas)
どうでしょう?
すごい良いですよね。
Sail Away
『NO PIER PRESSURE』13曲目に収録されています。
出典:Amazon
ビーチボーイズのメンバー、ブロンディ・チャップリンとアル・ジャーディンがフィーチャーされた曲です。
言ってること毎回おなじですが、とにかくコーラスが綺麗で気持ち良いです。
そしてこの歌詞。
聴いてるだけなのに、むねのワクワク感が止まらなくなります。
We can sail away while we still have time
These's a million places that I have in mind
As we cast our fate to the open sea
Sail away with me
Sail Away (B. Wilson, J. Peterik, L. Millas and J. Thomas)
気づいたら一緒に歌ったりしていませんでしたか?
じぶんは毎回一緒に歌ってしまっています。
The Last Song
『NO PIER PRESSURE』16曲目に収録されています。
出典:Amazon
美しくて優しい歌です。
この歌を夜に聴くと、曲から滲みだしてくる優しさに涙がでそうになります。
とくに最後にくりかえされるフレーズ。
この言葉がむねを強く打つんです。
There's never enough time for the ones that you love
There's never enough time for the ones that you love
There's never enough time for the ones that you love
The Last Song (B. Wilson and J. Thomas)
ぜひ聴いてみてください、というか、往年のメンバーがそろってのアルバムですから『NO PIER PRESSURE』は購入してしまったほうがぜったいお得かも。
いいなぁと感じる曲があったらぜひ。
まとめ
夏の海といえばビーチ・ボーイズですが、夜はしっとりブライアン・ウィルソンを聴くのがおすすめです。
この記事を読んで、久しぶりにブライアン・ウィルソン聴いてみるか、と思っていただけたら嬉しいです。
まだ聴いたことのない皆さんもぜひ。
というわけで、夏の夜にしっとり聴きたくなる【ブライアン・ウィルソン】大人な5曲をセレクト♪ でした。