これから投資を始めようと考えている方は、現在進行形のウクライナ紛争や物価高や株安の状況がいつまで続くのか不透明で、不安でスタートを踏み切れないのではないでしょうか?
株価は乱高下していますし、なかなか悩ましいタイミングです。
これをお読みいただくことで、次のような悩みを抱えている方のお役に立てればさいわいです。
✅投資を始めるべきかどうか迷っている方
✅どの投資信託を選べば良いか悩んでいる方
✅どのタイミングで投資すれば良いか悩んでいる方
株価は必ず下落するもの
2年半前の2019年8月に投資を始めてから株価の大幅下落を何度か経験してきましたが、世界経済が今回のような状況に陥っていたら、じぶんも投資スタートをめらっていたかもしれません。
コロナショックのときは連日リターンがマイナスになって暗澹たる気持ちになったものですが、数か月で株価は急回復して昨年末まで絶好調、年が明けてからのロシアによるウクライナ侵攻があって大幅下落しました。
直近では資源と食糧の高騰やアメリカ金利政策によるさらなる下落があり、いま現在はNYダウなど主要な株価はコロナ前の水準に戻った感じです。
次のチャートはメイン口座で積立投資している「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」です。
2021年の夏以降から投資を始めた方はいま現在のリターンは大幅マイナスでメンタル的にしんどい毎日であると想像しますが、大幅下落してから株価が回復しなかったことは過去にありません。
もちろん元本保証されている銀行預金とは性格が異なりますのでマイナスになることもあります。
ですので【信じて託す】ことが大事です。
安定した投資先は?
とはいえ、どの国や地域を信じればいいのか、どの金融商品を信じればいいのかよくわからないときは、「世界」を信じましょう。
過去なんども戦争や疫病など大きな壁にぶつかりながらも「世界」はつねに成長してきました。
この「世界」を信じて「世界」に託しましょう。
「世界」の成長が止まるのは、世界人口が減少し始めたときです。
アメリカのワシントン大学が2020年に発表した予測によると、2064年に97億人になってピークアウトするようですので、世界人口の増加はあと42年間も続きます。
核戦争が起きたり巨大隕石が落下して人類が滅亡しないかぎり成長は続きます。
そもそも人類滅亡の危機に陥ったら資産もへったくれもありませんから、あまり深く考えずに、あえて楽観して投資を継続していきましょう。
(投資の判断は自己責任にてお願いします)
分散投資・長期投資なら元本割れリスクは大幅低減
「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」は日本を除いたアメリカ中心の全世界の株式に分散投資しています。
投資先を分散させることで、特定の国や地域の株価が大幅下落・低迷しても、そのぶんを好調であったり堅調であったりする他の国や地域で補えるわけです。
また、「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」を積立投資すれば時間軸も分散投資できて、さらにリスクを低減できます。
株価は値上がり値下がりを繰り返しますが、いつ上がって下がるかは誰にもわかりませんから、毎日・毎週・毎月に購入タイミングを分散させるわけです。
積立金額を一定にしておけば、株価が高いときは少しだけ、安いときにたくさん買うことになります。
これがドルコスト平均法という呼ばれている手法です。
100円からでも購入できるのでいつでもスタートできます。
こちらのグラフは一部資産の推移です。
投資を始めてから半年後に起きたコロナショックで実質投資額が投信残高を下回った時期が少しだけありましたが、2年半のあいだ積立投資してきたドルコスト平均法の効果で、トータルリターンはしっかりとプラスです。
これは複利の力による効果です。
長期で積立てると利息が生まれ、その利息分を再投資することで元金がどんどん膨らんでいくわけです。
複利は人類最大の発明であると、あのアインシュタイン博士が話したという逸話があります。
それほどまでにすごい人類最大の発明を使わない手はないですよね。
10年とか20年先の未来のために投資にとりくんでいきましょう。