
たくさんの人が利用するSNS。
これからもどんどん成長しそうですよね。
投資したら将来の大きな資産になるかも。
というわけで、それぞれのSNSを運営する企業を見ていきましょう。
投資初心者向け内容になっています!
インスタの親会社 = META PLATFORMS
インスタグラム(Instagram)はアメリカの企業「メタ・プラットフォームズ」(META PLATFORMS)が運営する事業の一部です。
以前は「フェイスブック」(Facebook)という企業名でしたが、2021年10月に社名が「メタ」に変更されました。
メタバース(仮想空間)の開発に注力するために方向性を明確にしたかったようです。
たしかに社名が「フェイスブック」だと、SNSの Facebook だけ運営しているイメージになってしまいますよね。
メタは「Facebook」や「WhatsApp」などのSNSも運営しています。
主な収益源は広告収入。
利用者はインスタだけでも約15億人。
世界最大とも言われるFacebookもふくめるとすごい人数ですよね。
たくさんの人が利用するSNSを中軸にしつつ、新たな収益源として「メタバース」に注力。
手堅く将来性のある事業ですよね。
ちなみにですが、2020年4月のメタの株価は190ドル前後。
2025年は年初に700ドルを超える場面もありましたが、トランプ関税のあおりもあって、4月に大きく下落して500ドル前後。
以前より円高ぎみですし、ちょっとだけ買いやすく!?なっているかも。
2024年の決算によると、広告事業が97%、メタバース関連が3%です。インスタやFacebook、WhatsAppによる広告収入が圧倒的な収益源ですが、投資フェーズにあるメタバース関連はわずか3%ですので、まだまだ成長過程でのびしろ豊富とも言えます。
Xの親会社 = X
SNSサービスの「X」(旧Twitter)はイーロン・マスク氏が経営する「X」が運営しています。
以前は「Twitter」というサービス名でしたが、2022年の買収に伴ってNASDAQから上場廃止。
「X」は非公開企業のため、残念ながら2025年現在は株式市場での取引はできません。
将来的にIPOする可能性がゼロではありませんが、どうでしょうね。。。
ですので、マスク氏の他の事業であれば投資可能。
SNSサービスではありませんが、電気自動車で有名なテスラ(Tesla)がNASDAQ(ティッカー「TSLA」)に上場しています。
マスク氏の言動に共感できるようでしたら、テスラを通して応援してみるのも良いかもしれません。
ちなみにですが、2020年4月のテスラの株価は40ドル前後。
2024年末から2025年にかけて400ドルを超える場面もありましたが、トランプ関税のあおりもあって、4月に大きく下落して240ドル前後。
メタと同じく、こっちもちょっとだけ買いやすく!?なっているかも。
日本では人気のメッセージングアプリ「LINE」がありますが、LINEはYahoo!とPayPayをを統合する「LINEヤフー」(4689)が運営しています。株価は2025年4月時点で550円。PERは33倍で期待値やや高め。PBRは1.2倍で評価やや割高です。配当利回りは約1.2%。LINEはインフラとして定着している感もありますが、リユース事業の成長など、新たな取り組みもあるので将来性にまだまだ期待できます。
TikTokの親会社 = ByteDance
TikTokは中国の企業「バイトダンス」(ByteDance)が運営する事業の一部です。
バイトダンスは2012年設立。比較的新しい企業です。
主な収益源は広告収入やアプリ内課金。
TikTokの月間アクティブユーザー数は15億人以上で、TikTokのほかにも「BuzzVideo」「Toutiao」などのサービスや動画編集アプリ「CapCut」も運営しています。
中国はインドと並んで人口がとても多いですし、バイトダンスが運営するサービスを合計するとすごい利用者数になりそうですよね。
非上場なため2025年時点では投資できませんが、バイトダンスに出資している企業やファンドを購入すれば、間接的にTikTokを応援することも可能です。
有名なのは「ソフトバンクグループ」(9984)
ソフトバンクGは東証プライム市場に上場。
株価は2025年4月中旬時点で6,800円前後です。
2024年は1万円を超える場面もありましたが、年が明けてちょっと落ち着いてきている感じです。
バイトダンスへの出資ですが、2018年時点でソフトバンクは15億ドルを目標にしていたと言われています。TikTokが日本に上陸した2017年の夏頃と同じタイミングです。TikTokは日本を含め、インドネシアやアメリカ、ブラジルやロシア、ベトナムなどの10代~20代の若年層に利用者が多いのが特徴です。これからの経済活動をけん引する若い世代に支持されているのが強みですよね。ソフトバンクの投資は大きく実をむすんでいることになります。
まとめ
SNSサービス事業の世界市場規模は2025年に約953億ドル。
2030年に約2,098億ドルと推定されています。
年平均成長率17%以上!!
急成長ですよね。
広告収入やアプリ内課金で手堅く収益化しつつ、企業のマーケティングやデータ分析のプラットフォームにもなっているので今後も重要性は増すばかり。
世界的にSNSサービス事業自体が拡大する予測ですので、好みのSNSサービスを展開する企業に今から投資しておくと良いかもしれませんね。