雑記

【決定版】生きもの推定聴力ランキング!音がよく聞こえるすごい生きものって何?

耳が大きい生きものほど音がよく聞こえるって思いませんか?

ゾウとかウサギとか、あの大きな耳で音をたくさんキャッチできそうですよね。

ヒトもそうですが、外に見えている耳は「外耳」とよばれる「耳」の一部

「外耳」は音を鼓膜につたえる役割。

「中耳」は鼓膜の振動を内耳につたえる役割。

「内耳」は振動を電気信号に変換して脳につたえる役割があるんです。

この3つそろって「耳」

というわけで、え!?耳どこにあるの??という生きものもランクインしています!

いっしょに見ていきましょう!

👑生きもの聴力ランキング

さっそく聞こえるちからランキング発表です!

推定される聴力から、星5つ⭐⭐⭐⭐⭐を最高ランクとして評価しました!

結果はつぎのとおりです!

👑
視力ランク
生きもの聴力
(可聴域)
特徴
ーー-ヒトーー倍
20~
20,000Hz
可聴幅19,980Hz
イヌ2.5倍
65~
50,000Hz
可能幅49,935Hz
音の強弱や音色の聞きわけは苦手
⭐⭐ネズミ4.5倍
1,000~
90,000Hz
可聴幅89,000Hz
高い周波数音を発声・感知
夜行性のため聴覚能力が暗闇で有利
⭐⭐⭐ネコ5倍
60~
100,000Hz
可聴幅99,940Hz
高音を聞きわけるのが得意
独特の鳴き声で意思疎通
⭐⭐⭐⭐コウモリ6倍
1,000~
120,000Hz
可聴幅119,000Hz
エコロケーション使用
夜行性のため聴覚能力が暗闇で有利
⭐⭐⭐⭐⭐7.4倍
3,000~
150,000Hz
可聴幅147,000Hz
コウモリの超音波を逆探知
雌雄など同種間の交信に超音波利用
⭐⭐⭐⭐⭐イルカ7.5倍
150~
150,000Hz
可聴幅149,850Hz
低音から高音まで幅広く感知
水中でエコロケーション使用
生きもの聴力早見表

※筆者の個人的な考えも反映されていますので予めご了承ください

👑ガとイルカが星5つで同率1位!

聞こえるちから最強です!

おめでとう、ガ!

おめでとう、イルカ!

ヒト

まずは基準となるヒトを見ていきましょう。

ヒトは20~20,000Hzの音域を聞きとれます。

20,000Hz以上の聞きとれない周波数帯を「超音波」とよびます。

この超音波。

超がつくので「めちゃくちゃすごい音波」みたいですよね。

でもじつはただヒトが聞きとれないだけ。

「超音波」の特徴は、ヒトの可聴域の音とまったく同じみたいです。

つまり、ヒトが聞こえるか聞こえないかのちがい。。。

ぜんぜん「超」ではないという。。。

とはいえ、ヒトの可聴幅は19,980Hz。

高い音は20,000Hzまで聞きとれますし、かなり優秀なんですね。

ただ、最近はスマホの普及で視力同様に聴力も落ちているそうです。

イヤホンとかヘッドホンで視聴する大音量の音楽や動画ですよね。

ほかの生いものはスマホしませんから、視力聴力の観点ではディスアドバンテージかも。

ヒト

✅20~20,000Hzを聞きとれる

✅聞きとれない高周波数帯を「超音波」とよぶ

✅最近はスマホ普及で視力聴力とも落ちている

イヌ

星1つはイヌです。

嗅覚にすぐれるイヌですが、聴力もすごいんですね。

呼びもどし訓練とかで使われる犬笛。

あの笛は16,000Hzから30,000Hzまで音を出せるようです。

イヌは50,000Hzまで聞きとれるので訓練にぴったりな道具ですよね。

イヌが聴力にすぐれるのは野生動物をとらえるため。

高い鳴き声をいち早く聞きとってその居場所を特定。

オオカミを先祖にもつイヌならではの能力ですね。

とは言っても、最近のイヌは狩りとは疎遠。

ヒトと人生をともにする、お互い良きパートナーですよね。

イヌがときどき首をかしげる可愛いしぐさ。

あれって、左と右の耳の位置をかえることで音をより正確にとらえようとしているからなのだそうです。

わたしたちが思っている以上に、イヌって物事をよく把握しているのかもしれませんね。

イヌ

✅65~50,000Hzを聞きとれる

✅ヒトの2.5倍の聴力

ネズミ

⭐⭐星2つはネズミです。

聴力から少しそれますが、ネズミが笑うのをご存知でしょうか?

笑う生きものって、ヒトと類人猿のチンパンジーやゴリラが有名ですが、ネズミも笑うことが確認されているんです。

ネズミが笑っているときにでる周波数(笑い声?)は50,000Hz

ヒトには聞きとれない、かなり高い周波数帯ですよね。

いわゆる超音波です。

ネズミは200~68,000Hzを聞きとれますが、笑い声の50,000Hzはかなりの高音域。

ちなみにヒトの笑い声も10,000Hzくらいあるようです。

高い音って遠くまでは届きませんが、近くだとよく聞きとれます。

身近な存在と意思疎通を図りやすくするために高い可聴域なのかもしれませんね。

ネズミ

✅1,000~90,000Hzを聞きとれる

✅ヒトの4.5倍の聴力

ネコ

星3つはネコです。

ネズミのつぎにネコが登場するのはお約束ですよね。

ネコの可聴域は60~100,000Hz。

ネズミの1,000~90,000Hzをわずかに超えるくらい。

というか、ほぼ同レベルのすぐれた聴力ですよね。

ネコの聴力が発達した理由の1つはネズミ。

ネコは高音を聞きわけるのが得意なんです。

低い周波数帯は1音で1/2のちがいを聞きわけ可能。

ですが、高い周波数帯だと1音で1/5~1/10の音程のちがいも聞き分け可能なんです。

ネズミが発する周波数帯に似ているからなのでは??と考えられているようです。

ネコに気どられないように聴力を発達させてきたネズミ。

ネズミを捕らえるためにさらに聴覚を発達させてきたネコ。

なんというか、「宿命」のようなものを感じます。

じぶんはネコ大好きでネズミ超苦手ですが、どっちも応援したくなりました。

ネコもネズミもどっちもがんばれ!

ネコ

✅60~100,000Hzを聞きとれる

✅ヒトの5倍の聴力

✅ネコは高音域を聞きわけるのが得意

コウモリ

⭐⭐星4つはコウモリです。

コウモリって退化した視力の能力値を聴力に全振りした感じですよね。

けっこうな速度で飛びながらのエコロケーション使用。

壁や仲間にぶつからずに器用にかわせるのは精密機器のような正確さがあるから。

すごいの一言ですよね。

エコロケーションは「反響定位」

超音波をだして、その反響から物の距離や方向や大きさなど、周囲の環境を把握します。

コウモリの場合、くちから超音波をだして、その反響を耳でキャッチ。

エサとなる虫をさがすときは頻繁に超音波をだして周囲をくまなくさぐるようです。

ある実験で、障害物をめぐらせた部屋に目隠ししたコウモリを放ったところ自由に飛びまわりましたが、耳をふさいだら飛ばなくなったそうです。

コウモリの大きな耳は反響をもれなくキャッチするためのだいじな役割なんですね。

コウモリ

✅1,000~120,000Hzを聞きとれる

✅ヒトの6倍の聴力

✅エコロケーション(反響定位)できる

⭐⭐⭐星5つはガ。

昆虫から唯一のランクインですが、コウモリのつぎにガが登場するこの流れ。

ネコとネズミのような宿命を感じますよね。

ガは広い周波数帯の超音波を聞きとることが可能です。

その可聴域は3,000~150,000Hz。

コウモリの1,000~120,000Hzを上回ります。

このすぐれた聴力は、天敵であるコウモリから逃げるため。

コウモリはエサになる虫をさがすときに超音波をだします。

その超音波を「逆探知」するためにガは聴力が発達したと考えられています。

ガの可聴幅147,000Hzは、コウモリの超音波を察知しだい逃避行動にうつるための戦略なんですね。

夜の世界でくりひろげられる超音波攻防戦。

どちらもすごい能力なので、逃げる捕まるは紙一重の差なんでしょうね。。。

ちなみにガの多くはお腹に鼓膜器官があります。

いわゆる「耳」でなくてしっかり音をキャッチできるということですよね。

✅3,000~150,000Hzを聞きとれる

✅ヒトの7.4倍の聴力

✅生きものトップクラスの聴力

✅コウモリの超音波を逆探知できる

イルカ

⭐⭐⭐星5つはイルカです。

可聴幅149,850Hzはガと同等で最高クラス

エコロケーション使用はコウモリと同じですが、イルカは海仕様。

音の伝わる速度は地上340m/sですが、水中は1500 m/s

海では5倍近く速く音が伝わるんですね。

コウモリもすごい速さで障害物にぶつからずに飛びますが、イルカは海中。

時速10~50kmで泳ぎながらエコロケーションするわけですが、処理能力の速度と精密さがきわだっていますよね。

イルカは群れのきずなが強い社会的な生きもので、音をとおして意思疎通を図ることでも知られています。

母イルカは子イルカに名前のような「音」をつけてあげて、子イルカはその「音(名前)」でよばれて意思疎通を図って生きていくようなんです。

イルカ

✅150~150,000Hzを聞きとれる

✅ヒトの7.5倍の聴力

✅生きものトップクラスの聴力

✅海中でエコロケーションする

🐳番外編~エコロケーションするそのほかの生きもの

エコロケーションって聴力が覚醒したような能力ですよね。

それだけに、使いこなせる生きものってそんなに多くはないようなんです。

せっかくですので、コウモリとイルカのようにエコロケーションする生きものを見ていきましょう。

生きもの特徴
アブラヨタカ夜行性で洞窟内で生息
油分の多いヤシなどの果実を食べる
洞窟内でヒトが聞きとれる可聴域を使用
そのためエコロケーションするとうるさい
アブラヨタカは目も発達
アナツバメ中華料理の高級食材「燕の巣」のツバメ
洞窟内でエコロケーションして集団繁殖
一部のクジラハクジラは高指向性のエコロケーション使用
1,000km離れた仲間との意思疎通も可能
エコロケーションするそのほかの生きもの

生きものではありませんが、音の反響を利用するという仕組みそのものは魚群探知機も同じですよね。

コウモリやイルカ、そのほかのエコロケーションする生きものって体内に魚群探知機を搭載しているような感じですから、ほんとうに不思議です。

まだ研究途中で謎すぎる生きものも多いでしょうから、これからがたのしみですね。

ちなみにですが、視力の退化したコウモリがでたので、モグラも気になりますよね。

モグラはそこそこ聴覚があるようですが、エコロケーションしないようです。

空中や地上はさておき、地中には天敵が存在しないからその必要がないんでしょうね。

 

というわけで、【決定版】生きもの推定聴力ランキング!音がよく聞こえるすごい生きものって何?、でした!

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あきまる

会社員のパパです。 趣味は投資と料理とゲームと書き物。 基本インドアですが秋冬春はジョギング、 夏は海でシュノーケリングを楽しんでます。

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