みなさん、魚はお好きでしょうか?
わが家ではおととい頂き物の鮭を焼いて食べました。
奥さんが残した鮭の皮をめぐる争奪戦となりましたが子どもにジャンケンで敗れました。
ぱりぱりの鮭の皮、とってもおいしいですよね。もっと食べたかった。。。
子どもに勝って食べようとしてたんですね
教育の一環だよ。勝っても負けてもうらみっこなし。勝ってたらはんぶんこしてたけどね
魚種交代?サケ・サンマは不漁でもブリが獲れる
北海道ではサケやサンマの不漁が続いているようです。
たしかにサンマが高いです。
近所のスーパーでは1尾200円。しかも小ぶり。
100円未満のお財布にやさしい庶民派だったと記憶していましたが、需給のバランスが崩れてしまって、高級魚的なポジション調整に入りつつあるのですね。
サケやサンマとは逆に、最近はブリなど暖かい海にすむ魚がよく獲れるようです。
たくさん獲れるのが救いですね
そうだね。でも秋はまだ小ぶりで市場には出回らないみたいなんだ
定期的な海水温の変化によって獲れる魚が変わる「魚種交代」は過去くりかえし起きてきました。
しかし地球温暖化がクローズアップされるようになってからは「魚種交代」だけの影響とは言い切れなくなってきているみたいです。
下の図は魚種交代を表した資料です。
「魚種交代」は長い周期で変化する海水温に合わせて棲む魚がしぜんと変わる現象です。
この周期から外れてきてしまっているということでしょうか。
ちょっと気がかりですね。
水産庁HPから引用(3)海洋環境の変化と水産資源との関連:水産庁 (maff.go.jp)
地球上でいろんなひずみがうまれてるんですね
直接の原因がわからないから、資源を節約するとかできることをやろう
死んだサケが水揚げ、その全漁獲数の半分以上
北海道十勝管内の大津漁港で、26日に死んだサケ750匹が水揚げされました。
前日も死んだサケが水揚げされていて「2日間で2千匹を超えた」と北海道新聞が伝えています。
サケが死んだ原因はわかっておらず行政が調査中ですが、道東の太平洋沿岸では今月中旬以降に赤潮が発生していました。
研究機関で調べたところ、茶褐色に変色した海水には大量のプランクトンが含まれていたようです。
断定できないのかもしれませんが、赤潮の可能性が濃厚であるのはまちがいないですね。
赤潮が原因?
赤潮は「海水温上昇」「富栄養化」「競合プランクトンの減少」などの要因が重なりあって発生するとされています。
「大量のプランクトンが酸素消費」→「海水中の酸素欠乏」→「魚が窒息死」、とつながるわけです。
海水温の温暖期が原因か、気候変動による海水温上昇か、どちらかわからない状況なんですね
統計的には海水温はもう寒冷期なはずだけど、そうなってないから気がかりだよね
サケが死んで水揚げされた原因が赤潮のみなのか、他のなんらかによる影響もあるのか、早めに解明されて対策がうてることを祈るばかりです。
サンマが高いと大根が売れない!?
サンマが不漁で値段が高くなると、大根の売行きもわるくなるようです。
サンマが高いとブリとか他の魚をえらぶ人がふえます。
そうすると、サンマといっしょにお皿に盛られるはずだった大根おろしの出番がなくなってしまうわけです。
薬味のレベルを超えていますね
焼魚と大根おろしは鉄板だからね
しかしそれにしても大根が売れなくなってしまうほど、秋のサンマの時期にはたくさんの大根おろしが使われていたのですね。
経済のつながりを実感します。
まとめ サケ不漁→気候変動→脱炭素
「風がふけば桶屋がもうかる」という、あのちょっとムリのある論理で、サケやサンマの不漁でどういう分野の企業が潤うだろうか考えました。
サケやサンマがだめでもブリがとれます。
消費者側からすると手ごろな値段でいただけるブリに手をのばす機会が多くなるでしょう。
ブリはサケに比べると市場価格が安いため漁業関連には少なからず影響がありますが、経済への直接の波及はなさそうです。
ただ、サケの不漁は日本だけでなく北半球全体に及んでいる状況ですから、やはり根源は気候変動です。
気候変動と言えばCO2削減。脱炭素。
サケ不漁という食資源の問題は「エネルギー」が鍵になってくるわけです。
エネルギー問題は社会生活に大きな影響を及ぼしますのでこれからも追いかけていきたいと思います。
さいごまで読んでくださってありがとうございました。
地球の気候が変わるほどエネルギーを使ってきているんですね
地球が悲鳴をあげてるのは本当なんだね