
大活況のAI業界!
ますます多様化していますよね。
とくに実用性と社会的インパクトが高い分野に注目が👀
そこで、最新の動向をもとに、今後よりいっそうニーズが高まると予測されるAI分野をまとめてみました!
👆分野 | 👀注目ポイント | 💡活用例 |
---|---|---|
生成AI (Generative AI) | テキスト・画像・動画・音声・コードの自動生成が進化 | 広告制作、ゲーム開発、教育、映画、音楽、法務文書作成など |
エージェントAI (Agentic AI) | 自律的に思考・行動するAI。複数ツールを連携してタスクを実行 | 予約代行、業務自動化、プロジェクト管理、RPAの進化形 |
マルチモーダルAI | テキスト・画像・音声・動画を統合的に理解・生成 | 医療診断、教育支援、バーチャルアシスタント、XR体験 |
医療・ヘルスケアAI | 診断支援、創薬、介護支援などで急成長 | がん検出、医療チャットボット、個別化医療、創薬AI |
自動運転・スマートモビリティ | レベル4〜5の自動運転、交通最適化 | 自動運転タクシー、物流ドローン、スマートシティ連携 |
AI×環境・エネルギー | 気候変動対策、再エネ最適化、資源管理 | スマートグリッド、異常気象予測、廃棄物管理 |
感情認識・共感AI | 人間の感情を理解・反応するAI | 教育、介護、接客、メンタルヘルス支援 |
AIセキュリティ・ガバナンス | AIの暴走・誤用を防ぐための監視と倫理設計 | フェイク検出、AI監査、説明可能性(XAI) |
と、さまざまな種類がありますが、とくに注目されている一つが「エージェントAI」
たんなるチャットボットではなくて、複数のアプリやサービスを横断。
じぶんで「考えて動く」ことができるAIが、今後の生活を大きく変えると期待されているんです。
というわけで、さっそく「エージェントAI」に関連する企業を見ていきましょう!
投資初心者向け内容になっています! 成長期待度は「技術力」「商用化」「財務」「市場ポジション」「成長戦略」を軸にしてあります!
評価軸 | 内容 |
---|---|
技術力・AI開発力 | エージェントAIに必要な自然言語処理、ツール連携、マルチモーダル対応などの技術をどれだけ自社開発しているか。研究機関や提携先も加味。 |
商用化の進展度 | 実際に製品・サービスとして市場に展開されているか。企業や自治体への導入実績、収益化の進み具合。 |
財務健全性・収益性 | 売上・利益の成長率、営業利益率、キャッシュフローなど。特にAI部門の収益貢献度を重視。 |
市場ポジション・競争優位性 | 業界内でのシェア、競合との差別化、ブランド力。AI分野でのリーダーシップや独自性。 |
中長期の成長ストーリー | 2030年に向けたビジョン、AI戦略、M&Aや海外展開の計画。アナリスト予測やIR資料も参考に。 |
Microsoft(MSFT)|NASDAQ
✅銘柄名・ティッカー・上場市場:
銘柄名は「Microsoft(マイクロソフト)」、ティッカー「MSFT」、ナスダック市場に上場しています。
✅事業内容:
マイクロソフトはOffice製品やWindowsで知られる世界的IT企業。近年は「Copilot」シリーズを通じて、WordやExcelなどに生成AIを統合。OpenAIとの提携により、エージェントAIの商用化を先導しています。
Copilotは、カタカナ表記すると「コパイロット」「コーパイロット」「コピロット」といろんな呼ばれかたをしますが、AI関連製品・航空業界では「コパイロット」と呼ばれることが多いようです。
そのCopilotですが、開発にはOpenAIのGPTモデルだけでなく、Microsoft独自の「Orca」や「Phi」などの軽量モデルも使われているんです。じつはマイクロソフト社内では「AIの群れ(flock)」と呼ばれる複数モデルの連携実験が進行中であるとか😲AIを鳥が群れているすがた(flock)にたとえるところ、ちょっと可愛らしいですよね。
✅株価動向(2025年10月時点):
株価は約410ドル前後で堅調に推移。生成AI関連の収益がクラウド部門を牽引。時価総額は3兆ドルを突破。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券など
✅成長期待度:
⭐⭐⭐⭐⭐( 5 / 5 )
巨大企業ゆえに成長率はやや緩やかですが、AIモデルの開発力と商用化の速さが圧倒的です。Copilotの普及がさらに進むと、WordやExcelの使い方そのものが変わって日常業務のAI化が加速してさらなる成長が続く可能性も。
Alphabet(GOOGL)|NASDAQ
✅銘柄名・ティッカー・上場市場:
銘柄名は「Alphabet(アルファベット)」グーグルの親会社です。ティッカーは「GOOGL」、ナスダック市場に上場しています。
✅事業内容:
アルファベットはグーグルの親会社。検索エンジン、YouTube、Androidなどを展開。AI研究機関「DeepMind」や、マルチモーダルAI「Gemini」など、エージェントAIの基盤技術を多数保有。
GoogleのAI研究機関「DeepMind」は、囲碁のAlphaGoで有名ですが、最近は「自律型科学者AI」なるものを開発してるようです。仮説から実験計画まで、AIがぜんぶ考える時代がまもなくやってくるのかもしれませんよね。
それとYouTubeですが、少なくても9つ以上のAI機能が活用されているそうです。裏で動いているAI技術も含めるともっと多数。そのほとんどはGoogle製なんだそう。Googleのサービスなのであたりまえなんですが、だれでも使える身近なツールに、こんなにもたくさんのGoogle製AIが投入されているなんておどろきですよね。
✅株価動向(2025年10月時点):
約145ドル前後で推移。広告収益の回復とAI投資の成果が株価を下支え。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐⭐⭐( 5 / 5 )
広告依存度がつよくてAI収益はまだ少なめですが、AI研究の最前線をつねに走っていて技術力がとても高いのが強みです。GeminiなどのAIモデルがGoogle検索やAndroidに組みこまれることで、すでにあるGoogleの強みがよりいっそう増していく可能性も。
NVIDIA(NVDA)|NASDAQ
✅銘柄名・ティッカー・上場市場:
銘柄名は「NVIDIA(エヌビディア)」、ティッカー「NVDA」、ナスダック市場に上場しています。
✅事業内容:
エヌビディアは名実ともAI向けGPUの世界的リーダー。H100やBlackwellなど、生成AI・エージェントAIの演算基盤を提供しています。
エヌビディアでは、仮想都市「Omniverse City」なるものを作って、AIエージェントの行動を何億回もシミュレーションしてるそうです。まるでAIが仮想空間上で特別訓練!?をうけているみたいですよね。AIがすごくパワーアップしそう。
特定の状況への認知判断はより正確でより高精度に。何が最適か判断できるAI。何が大切か決断できる人間。AIと人間が補完しあって協力する未来がたのしみですね。
✅株価動向(2025年10月時点):
約180ドル(株式分割後)。粗利率77%、営業利益率49%と圧倒的な収益性。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐⭐⭐( 5 / 5 )
半導体業界の景気に左右されやすいのですが、AIの“頭脳”であるGPUをほぼ独占しているのが最大の強み。AIの進化にGPUは不可欠なため、AI市場の拡大とともにエヌビディアの需要は確実に伸び続ける見込み。
Adobe(ADBE)|NASDAQ
✅銘柄名・ティッカー・上場市場:
銘柄名は「Adobe(アドビ)」
ティッカー「ADBE」
ナスダック市場に上場しています。
✅事業内容:
アドビは Photoshop や Illustrator などのクリエイティブツールに生成AI「Firefly」を統合。AIによる自動提案や生成が可能に。
ちなみにFireflyの学習データは、ぜんぶAdobe Stockの素材から選ばれているんです。アドビ社内では「クリーンAI」と呼ばれていて、著作権リスクゼロを目指してるのだそう。クリエイターの力強い味方ですよね。
でも一つ悩みが。たとえば、ピカチュウのシャツを着た人物の写真がAdobe Stockに登録されていると、AIはピカチュウの模様まで学習してしまうんです。他の画像生成AIと比べると、法的リスクを最小限に抑える努力をしていて先進的ですが、むずかしい問題です。
✅株価動向(2025年10月時点):
約343ドル。アナリスト予想では1年以内に600ドル超えの可能性も。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐⭐⭐( 5 / 5 )
クリエイティブAIの先駆者で著作権対策も万全であるのが強み。B2B中心で一般ユーザーへの浸透は限定的ですが、AIによる画像・動画生成がより進むことで個人クリエイター市場での大きな需要も見込まれます。
ServiceNow(NOW)|NYSE
✅銘柄名・ティッカー・上場市場:
銘柄名は「ServiceNow(サービスナウ)」、ティッカー「NOW」、ニューヨーク証券取引所に上場しています。
✅事業内容:
サービスナウは、IT業務や人事、カスタマーサポートの自動化を支援する「Now Platform」を提供。生成AI「Now Assist」も展開。
Now Assistは、もともとは社内のIT部門が「じぶんたちのめんどうな仕事」を自動化するために作ったのだそう。じぶんたちの悩みから生みだされたAIですから、かゆいところに手が届く感じでとてもたのもしいですね。
IT部門の開発者たちが「ChatGPTを社内業務に応用できないか?」と社内PoC(Proof of Concept)を始めたのがきっかけでしたが、外部のLLM(大規模言語モデル)を使うとセキュリティやデータ漏洩の懸念があるので、ServiceNow独自のLLM「Now LLM」を開発する流れになったとか。じぶんたちのために作った便利ツールが、いつの間にか世界中の企業を助ける製品に。素敵なお話ですよね。
✅株価動向(2025年10月時点):
約903ドル。売上・利益ともに好調で、AI導入が追い風。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐⭐⭐( 5 / 5 )
業務自動化AIの導入実績が豊富。製品が専門的なため中小企業には導入へのハードルがありますが、AIが社内の「困りごと」を自動解決するその仕組みをより多くの企業に広めていくことでより大きな成長が見込めるかも。
Amazon(AMZN)|NASDAQ
✅銘柄名・ティッカー・上場市場:
銘柄名は「Amazon(アマゾン)」、ティッカー「AMZN」、ナスダック市場に上場しています。
✅事業内容:
アマゾンは世界的に有名なECとクラウド(AWS)の巨人。音声アシスタント「Alexa」や、AWS上のAIサービス群でエージェントAIの実装を推進しています。
Alexaの開発チームには「Personality Team」という部署があって、AIの性格とか口調までデザインしてるそうです。地域によってちょっと話し方が違うのってそのためらしいですよ。おもしろい試みですよね。
たとえば、アメリカはフレンドリーでカジュアル、ジョークも交えた軽快さ。イギリスは丁寧でやや控えめ、ユーモアがありながら皮肉もちょっぴり。そして日本は礼儀正しくて語尾も丁寧、敬語もしっかり。音声合成のトーン、語彙の選びかた、返答のスタイルが反映されていて、親しみやすさを感じるように設計されているんです。
✅株価動向(2025年10月時点):
約130ドル前後。AWSのAI関連売上が堅調。長期的な成長期待が高い。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐⭐☆( 4 / 5 )
小売事業の利益率が低く、AI部門の開示が少なめですが、クラウド(AWS)でAIサービスを広く展開しています。企業向けAIツールの拡充によってAWSがAIの「インフラ」としてさらに強化されるとさらなる成長につながる可能性も。
Meta Platforms(META)|NASDAQ
✅銘柄名・ティッカー・上場市場:
銘柄名は「Meta Platforms(メタプラットフォームズ)」、ティッカー「META」、ナスダック市場に上場しています。
✅事業内容:
メタプラットフォームズはFacebookやInstagramを運営。LLaMAなどの大規模言語モデルを開発し、AIアシスタントやメタバースとの融合を進行中です。
Meta PlatformsのAI研究では、人の視線や表情から感情を読み取る技術が進んでるようです。近い将来「じぶんに共感してくれるAI」がSNSにも登場するかもしれませんよね。いつもじぶんに寄りそってくれる親友みたいな存在になりそうでワクワクしますよね。
AIアバターやAIアイドルの開発は着々と進んでいていますし、エンタメ以外の教育やメンタルヘルス分野でも活躍しそうです。メタバース空間が人間の心の癒しの時間になる日もそう遠くないのかもしれませんね。
✅株価動向(2025年10月時点):
約710ドル前後。広告収益は堅調ですが、Reality Labs部門の赤字が重しに。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐⭐☆( 4 / 5 )
メタバース部門の赤字が続いていますが、SNSとAIの融合に強く、LLaMAなど独自モデルもあるのが特徴です。AIによる広告最適化や、感情を理解するAIがSNS体験を進化させる可能性をもつのが強みです。
Salesforce(CRM)|NYSE
✅銘柄名・ティッカー・上場市場:
銘柄名は「Salesforce(セールスフォース)」、ティッカー「CRM」、ニューヨーク証券取引所に上場しています。
✅事業内容:
セールスフォースはCRM(顧客関係管理)の世界的リーダー。「Einstein GPT」や「Agentforce」など、業務支援型エージェントAIを展開しています。
CRMに特化した生成AI「Einstein GPT」は、じつは最初はセールスフォース社内の営業チームの「雑務を減らす」ために作られたのだそう。現場の困りごとから生みださせたAIって、すごくリアルでたのもしいですよね。
営業チームのはずが、日々メール作成やCRM入力が多すぎて、本来やるべき営業活動に全力集中できなかったからこそ生まれたセールスフォースのAI。AIの力を借りることで「人にしかできないこと、人の時間を取りもどす」ことを目指して進化してきたなんて胸アツですよね。
✅株価動向(2025年10月時点):
約256ドル。年初来でやや調整中ですが、長期的には高成長も期待できます。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐⭐☆( 4 / 5 )
競合が多く、価格競争に巻き込まれやすいのが弱みですが、企業向けAI導入が進んでいて収益化も順調です。営業やサポート業務を自動化できる「Einstein GPT」などのAIがより多くの企業の生産性を高めることでセールスフォースの成長が見込めるかも。
Palantir Technologies(PLTR)|NYSE
✅銘柄名・ティッカー・上場市場:
銘柄名は「Palantir Technologies(パランティア・テクノロジーズ)」、ティッカー「PLTR」、ニューヨーク証券取引所に上場しています。
✅事業内容:
パランティアは政府・企業向けのAIデータ分析プラットフォームを提供。自律型の意思決定支援AIが強み。
余談ですが、パランティアの最初の顧客はなんとCIAだったそうです。テロ対策のための情報分析。AIの始まりがシリアスな事情にあったなんて、スパイ映画みたいでドキドキしますね。
2001年のアメリカ同時多発テロにCIAやFBIが気づけなかったのは、各機関がデータを縦割り管理して横断的な分析ができなかったことでした。そこにパランティア創業者は目をつけました。ペイパルが使っているオンライン詐欺検知のアルゴリズムがテロリストの資金や行動パターンの分析にも応用できると考えたのです。使命感の強さが光るAIですね。
✅株価動向(2025年10月時点):
2025年に入り急騰。商用部門の成長が評価されてS&P500入り。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐⭐☆( 4 / 5 )
政府・軍向けAIに強く、商用部門も急成長中です。ただ、収益の多くが政府依存で、安定性にやや不安がのこるため、企業向けのAI分析ツールを広げることで民間市場での安定した収益が見込めるかも。
UiPath(PATH)|NYSE
✅銘柄名・ティッカー・上場市場:
銘柄名は「UiPath(ユーアイパス)」、ティッカー「PATH」、ニューヨーク証券取引所に上場しています。
✅事業内容:
UiPathはRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とAIを融合した業務自動化プラットフォームを提供。ノーコードでのエージェント構築が可能という強みあり。
UiPathはルーマニア発の企業ですが、最初は「Windowsのボタンを自動で押す」だけの地味な裏方ツールだったそうです。ところが今では「デジタル従業員」を育てるまでの企業に成長しています。
2005年にブカレストのたった1部屋からスタートしたUiPathは、ユーザーインターフェース(UI)を通じて、仕事の道筋(Path)を自動化するという意味からきているそう。 つまり、人間がやっている作業の「道筋」を観察して、それをAIが代わりにたどる、ということ。地道に改良が重ねられて、自然言語で指示を出すとAIが業務フローを自動生成してくれる仕組みも登場しているんです。UiPathのAIは、いっしょに働く立派な同僚ですね。
✅株価動向(2025年10月時点):
約15ドル。年初来30%以上上昇。AI統合の進展が鍵に。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐☆☆( 3 / 5 )
ノーコードでAIエージェントを作れる魅力があります。RPA市場の競争が激しいため、AIとRPAの融合による企業の「デジタル社員」を広めるなどの今後の差別化が課題です。
PKSHA Technology(3993)|東証グロース
✅事業内容:
パークシャ・テクノロジーは自然言語処理や画像認識などのAIアルゴリズムを開発。自治体や企業向けにエージェント型AIを提供し、カスタマーサポートや業務自動化を支援。
社名の「PKSHA(パークシャ)」は、サンスクリット語で「翼」という意味。AIで人間の能力を拡張するという、熱くてロマンチックなビジョンが社名にこめられているんですね。
最初は「住民票の取り方」「社内システムの使い方」などの「よくある質問」を自動で答えるチャットボットが原型でしたが、現場の担当者たちが「答えるだけじゃなくて、業務そのものを動かすAIがほしい」と言い始めたのがきっかけ。今では、47都道府県7000体以上のAIエージェントが稼働中で、人事・営業・問合せ対応・業務フローの自動化などを担当する「AI社員」として働いてるそうです。
✅株価動向(2025年10月時点):
2025年10月時点で約2,000円前後。生成AI関連の需要増で注目度上昇中。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐⭐☆( 4 / 5 )
日本語AIに強くて自治体や企業導入が進んでいます。海外展開が少ないため成長余地に限りがあるのが弱みですが、行政や教育分野でのAI活用が進めば、国内市場だけでも安定した成長が見込めるかも。
ブレインパッド(3655)|東証プライム
✅事業内容:
ブレインパッドはデータ解析とAI導入支援を行うコンサルティング企業です。エージェント型AIの設計・運用支援も展開しています。
ブレインパッド創業者は元マッキンゼーのコンサルタント。社内では「企業の脳を作る」という表現が使われていて、AIを使った意思決定支援に強いこだわりをもっているそうです。
✅株価動向(2025年10月時点):
約1,000円台。安定した収益基盤とAI需要の高まりで堅調。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐⭐☆( 4 / 5 )
SaaSとちがいコンサル型のためスケーラビリティに限界がありますが、データ分析とAI導入支援に定評があります。企業のDX(デジタル化)が進むことでAI導入支援のニーズが増えて、さらなる成長を続ける可能性も。
ヘッドウォータース(4011)|東証グロース
✅事業内容:
ヘッドウォータースは対話型AIや業務自動化エージェントの開発に特化。Microsoft Azureとの連携も進めていて、企業向け導入が拡大中。
ヘッドウォータース社内では「AIエージェントを育てる」という言葉が使われていて、まるで社員みたいに AI を教育しているんだそう。マイクロソフトの巨大クラウドサービス「Microsoft Azure」との連携も進んでいて、かなりグローバルな動きもしています。
✅株価動向(2025年10月時点):
約6,000円前後。AI関連銘柄として注目度が高く、ボラティリティも大きめ。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐⭐☆( 4 / 5 )
株価変動が大きく安定性に欠ける面がありますが、対話型AIの開発力が高く、Microsoft Azure連携が進んでいるのが強みです。
Hmcomm(265A)|東証グロース
✅事業内容:
エイチエムコムは音声認識AIに強みあり。NTT系技術を活用し、コールセンターや製造業向けに音声エージェントを提供。
HmcommはNTTの研究成果をベースにした音声AI企業ですが、「AIが耳になる」というコンセプトで、騒音の中でも正確に聞きとる技術にこだわって開発を進めています。正確に聞きとるだけでもむずかしいのに、すばらしい目標ですよね。
✅株価動向(2025年10月時点):
約1,000円前後。上場後は安定推移。音声AI市場の拡大が追い風。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐⭐☆( 4 / 5 )
音声認識AIに特化し、騒音環境でも使える技術力があるのが強みです。売上の65%が上位5社依存と偏っているためリスク分散が継続した成長のためのポイントです。
Sapeet(269A)|東証グロース
✅事業内容:
サピートはAIによる身体解析や自動提案技術を開発。美容・健康・人材領域でエージェント型AIを展開しています。
Sapeet創業者は東京大学出身の研究者で、社内では「AIが人間の姿勢や感情を読みとる」というテーマで開発しているそうです。美容・健康に強みがある理由に納得ですね。
✅株価動向(2025年10月時点):
約1,500円前後。上場直後で注目度高く、今後の事業拡大に期待。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐⭐☆( 4 / 5 )
AIソリューションとSaaS型プロダクトの両輪で収益構造が安定しています。姿勢分析などユニークな独自性のあるA技術をもつのが特徴ですが、ニッチな市場でもある健康美容分野でのAI需要を高められるかが成長のポイントです。
エクサウィザーズ(4259)|東証グロース
✅事業内容:
エクサウィザーズは医療・介護・人材領域に特化したAIソリューションを展開。自律型エージェントによる業務支援や、AI人材育成にも注力。
社名の「Exa」は「10の18乗」、「Wizards」は「魔法使い」です。「膨大なデータを操る魔法使い」という意味がこめられているのだそう。事業はたしかで堅実ですが、社名はSFファンタジーっぽくておもしろいですよね。
✅株価動向(2025年10月時点):
約300円台で推移。事業提携や自治体導入が進み、底堅い動き。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐☆☆( 3 / 5 )
医療・介護分野に特化したAIが社会的に注目されていて、とくにAIによる高齢者の見守りや業務支援のニーズが高まっているのが強みですが、利益率が低いため事業の多角化が今後の課題かも。
AI inside(4488)|東証グロース
✅事業内容:
AIインサイドは、OCR技術(光学文字認識)をベースに、書類処理や業務自動化を支援するAIエージェントを提供。自治体や金融機関での導入実績も多数あり。
AIインサイドは、最初は画像や紙の文書に書かれた文字をデジタルテキストに変換するOCR技術のみでしたが、社内では「AIが人間の目になる」というビジョンがあって、最近はそれが音声や画像にも広がっているそうです。五感を獲得する AI に成長しつつあるのかもしれませんね。
✅株価動向(2025年10月時点):
約1,000円前後。一時期の急成長から調整中だが、再構築フェーズに突入。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐☆☆( 3 / 5 )
書類処理AIに強くて自治体導入実績もありますが、OCR依存が強いため他分野への展開が遅れているのが弱み。
14. HEROZ(4382)|東証グロース
✅事業内容:
将棋AIで有名なヒーローズ。自律学習型AIを活用して金融や建設分野にも展開。エージェントAIの基礎技術に強みあり。
ヒーローズは将棋AI「Ponanza」開発者が創業者でもあるのですが、社内では「AIが人間を超える瞬間」をリアルに体験できたことが、事業の原点になっているのだそう。勝負の世界から生まれた稀有なAIですね。
✅株価動向(2025年10月時点):
約1,200円前後。AIブームで再注目。業績はやや不安定。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐☆☆( 3 / 5 )
将棋AIで培われた自律学習技術に強みがあるのが特徴ですが、業績が不安定で収益源が限られているのが弱みです。建設や金融など、AIの応用先に広がりが見えれば安定した収益につながる見込みも。
JTP(日本サード・パーティ)(2488)|東証スタンダード
✅事業内容:
日本サード・パーティはIT教育・技術支援を中心に、AI導入支援やエージェント型運用支援を展開しています。外資系企業との連携にも強みあり。
JTPは元々は外資系IT企業の技術支援が主力でしたが、AI導入支援を始めることに。そのきっかけは「社内の教育業務が煩雑すぎた」ことだったのだそう。日本サード・パーティではAI講師の開発も進んでるようです。
✅株価動向(2025年10月時点):
約500円台。安定した業績とAI関連事業の拡大で底堅い。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐☆☆( 3 / 5 )
財務健全性が高く海外展開も視野に入れていますが、自社製品が少なく受託型事業が中心であるのが弱みです。企業のAI人材育成ニーズをよりいっそう高められるかが成長のポイントです。
カイゼン(4170)|東証グロース
✅事業内容:
カイゼンはWeb接客やUI(ユーザーインターフェース)改善をAIで自動化。エージェント型AIによるユーザー行動分析と最適化に強みがあります。
社名の「Kaizen」は「改善」が由来ですが、カイゼン社内では「AIがWeb接客をリアルタイムで改善する」という思想があるんだそう。とてもわかりやすいですよね。まさに名前どおりのAIなのかもしれませんね。
✅株価動向(2025年10月時点):
約300円台。事業提携や海外展開が進み、再成長の兆し。
✅購入可能な日本の証券会社:
SBI証券、楽天証券、マネックス証券
✅成長期待度:
成長期待度:⭐⭐⭐☆☆( 3 / 5 )
WebサイトをAIで自動改善できるなどのユニークさが強みですが、動画広告領域は競合が多いため差別化が課題です。海外展開やAIによるUX(ユーザーエクスペリエンス)改善が進むことでグローバルな成長が見込めるかも。
まとめ
どの企業も、AIが人の代わりに判断して行動する、ことを目指していますよね。チャットボットから進化したAIが、私たちの「相棒」になる時代はもうすぐそこまできてますね。
NVIDIAやMicrosoftみたいに技術の土台を作る企業があったり、UiPathやServiceNowのように「現場でどう使うか」にこだわる企業もあったり。三者三様でおもしろいです。
これからは、それらのAIをどのように人の仕事や生活に溶けこませるかが大きな成長の鍵になるのかも。
日本の場合はエクサウィザーズの介護、Sapeetの健康支援、PKSHAの自治体連携など、けっして目立ちはしませんが社会課題にしっかりよりそうAIであることが特徴。
日本のAIはこれからじわじわ評価されていくかもしれませんね。
というわけで、人工知能は「考えて動く」時代へ:エージェントAI関連20社ガイドとその裏話、でした。