つい先日、所用で市役所にでかけたところ、順番待ちで前にお座りになっていた男性が、楽天証券アプリで「レーザーテック」のチャート表をチェックしていました。
同じアプリを使っているせいか親近感が湧いてときどきちょっとだけ覗き見させてもらったのですが、レーザーテックって株価が高かったんですね。
2023年の年初は25,000、8月現在は20,000です。
半導体関連企業であることは知っていましたが、単元未満でなければ手を出せない株価なためにノーマークでした。
その男性がレーザーテックに関係する方なのか個人投資家なのかわかりませんでしたが、これからも伸びると予想されている半導体関連については少しでも多く知っていたほうが良いという気づきをあたえてもらえました。
ありがとうございますという気持ちをこめて、ちょっと調べてみました。
お時間に余裕がありましたらご覧になっていってください_(._.)_
レーザーテックは半導体マスク欠陥検査装置がメイン
レーザーテックは神奈川県横浜市港北区に本社を置いています。
売上高の7割以上が半導体装置関連という、半導体の申し子のような日本企業です。
半導体マスク欠陥検査装置の開発が事業の中核で、アメリカのインテルが優れた供給者に贈る「サプライヤーアチーブメントアワード」を2020年に受賞したりしています。
Bloombergの記事もありますのでよろしければご覧ください。
レーザーテック社長、米インテルお墨付きは「マイルストーン」 - Bloomberg
半導体製造は回路を設計してフォトマスクを作成する工程が始めにありますが、作成されたマスクを検査する装置を製造しているのがレーザーテックなどの半導体装置関連企業です。
半導体はウェーハ上に描いた回路をチップとして切り出してコンピュータに組みこみます。
ウェーハ上に描く回路は手書きではムリなため、ウェーハ上に感光物を貼り付けて影絵のように回路を写し出します。
その影以外の部分を切り出すことで回路チップが得られるわけです。
と、それとなく説明してはいますが、言っているじぶんがポカーン( ﾟдﾟ)となりそうです。。。
ちょっとややこしいですよね。。。
半導体製造の流れに関してはこちらの解説もよろしければご覧ください。
レーザーテックの株価情報など
「レーザーテック 6920」は東証プライムに上場しています。
時価総額は1,975,300百万円です。
市役所で男性が見ていた楽天アプリの画面はこんな感じです。
PER等はつぎのとおりです。
| 株価 | 21,115 (2023年8月17日) |
| PER | 40.93 |
| PBR | 17.31 |
| 配当利回り | 0.86% |
8月7日に発表された本決算によると経常利益は63,668百万円で89.6%増益。
絶好調ですよね。
財務はつぎのとおりです。
| 営業CF | 40,548 |
| 投資CF | -20,570 |
| 財務CF | -15,557 |
| 現金等 | 29,773 |
業績も財務もしっかりしていて素晴らしいのですが、配当利回りは1%未満。
矮小な個人投資家としては長期保有するメリットが薄いかなぁと感じてしまいます。
もっとも、そもそも株価が高すぎて手を出せないんですが。。。
半導体関連の個別株は株価が高い銘柄が多くありますので、「半導体セクター」という大きなトレンドを注視する意味から個別株をこまかくチェックすると良いですよね。
市役所の男性もそういう意味からレーザーテックのチャート表を見ていたのかもしれませんね。
半導体ETFに関する内容はこちらをご覧ください。
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まとめ
AI技術はインターネットと同じくらい世のなかに大きな変革をもたらすと言われていますので、AIと一心同体の半導体分野はさらに躍進することはまちがいないですよね。
ぼんやりしているとあっという間に風景が変わっていそうですので、市役所で見かけた男性のように、じぶんもこまめに個別株をチェックしていきたいなぁと思います。
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ETFとか個別株の取扱も多い便利な証券口座です。
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